このページのコメントは私の勝手なひとりごとです。従って、私が関係
するどの組織、団体、またはグループの正式コメントでもありませんのでご了承ください。







 



6月30日(水)東京は曇り
「惜しいの意味」
日本のサッカーワールドカップと弊社の四半期が同時に終わった・・・ 最後のPK、惜しかった! 本人たちは本当に悔しいだろう。そしてそれはビジネスでも同じで、営業マンたちからの期末売上報告を見ていて、自分で「惜しい!」と思うことさえもある。ただ、結果論としては「惜しい」は無意味なのである。23年前、親友の大学の卒業式の主賓スピーチでこんな言葉を聞いた。その当時まだ22歳だった筆者は、その言葉があまりにもショッキングだったので慌ててメモしたほどである。ここではその言葉を日本語に訳してみる。

「Good」と「Better」の差は、時としてキロメートルで測られる。
「Better」と「Almost Best」の差は、メートルで測られる。
ところが、「Almost Best」と「Best」の差は、ミリでさえも測れない場合がある。
しかし人生というのは、そのミリが勝者と敗者を分ける。

あと3ミリで入りそうなパット! あと10センチで入っただろうPK! あと200万円で売上ノルマ達成だった四半期! 惜しい! でもそれが敗者と勝者を分けてしまう人生、厳しい。でも同時にそれが現実なのだからしかたがない。時々、「でも僕は頑張ったんです!」と胸を張る奴がいる。でも頑張ったという事実は何の自慢にもならない。なぜなら、勝者は勿論のこと、敗者だって頑張っているのである。逆の言い方をすると、世の中、頑張っていない奴なんていないのである。なぜなら、頑張っていない人は土俵にも上がってこないのだから。だから大切なことは、頑張っているのは当たり前として、最後のミリを乗り越えることなのである。

・・・と、深いことを考えなければいけないほど苦しい四半期だったわけではないのでご心配なく! ただ、最後のPKを見ていて、勝負事の厳しさを再認識したのである。 

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6月29日(火)東京は雨のち曇り
「餃子!」
「あ、ダメ、俺たち、こんなことをしていてはダメ!」と言いながら、空手の稽古の後に吸い込まれるように入ってしまった餃子屋(稽古の前にカレーを食べていたにも関わらず)
・・・ 麻布十番商店街に出来た「浅草・恵比寿餃子」という店である。この店、一息で言うと「麻布十番浅草恵比寿餃子」となるので、一体ここはどこなのか、地理的にはチンプンカンプンになる。ところが、こんなギャグみたいな店名にもかかわらず、意外とイケる! 汗臭い空手の稽古の後、ボーイズトーク全開でワイワイガヤガヤ、ビバ・餃子!



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6月28日(月)東京は曇り
「2010年第14ラウンド」
先週「開眼」したはずのゴルフ、だから好スコアを密かに期待しながらいつもの平成倶楽部へ。今週もドライバー、スプーン、そしてユティリティークラブは絶好調! どういう意味かというと、ティーグランドからの一発目はとっても調子がいいのである。しかしアイアンが・・・ 一つだけ言い訳をさせてもらうと、先週の宮古島のゴルフで、深いラフに入ったボールを思いっきり打った時にその衝撃で右手首を痛めてしまったのである。だからターフを取るようなアイアンショットが怖くて自信を持って打てない。この経験から、夏の芝は抵抗が強いのでラフからのショットはあまり無理をしないほうがいいということを(再び)学んだ。特に沖縄の強い芝には要注意だ。そんなこんなで手首の心配をしているうちに前半は46。あちゃー! 後半に入り、あまりにも手首が痛いのでちょっとリタイアを検討したほど・・・ でも、14番ホールでパーを取ってしまったのでそのまま続行。すると15番でもパー。むむ・・・ しかしその後もやはり立て直す事が出来ずに終了。

というわけで、スコアは「46 + 46 = 92」、2010年、14ラウンドを終えた時点での平均スコアは「91.36」・・・ 手首、少し休ませないと。この文章をタイプしているだけでも痛いぞ〜。 



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6月27日(日)
6月26日(土)
週末は休欄。

6月25日(金)東京は晴れ
「ホワイトを待つ」
弊社のようなIT企業に勤めている社員というのは、基本的にはみんなガジェットが大好きである。というわけで、いたいた、昨日、行列に並んでまでiPhone 4を買ってきた社員が! そして今日、その彼が意気揚々と出社してきたので早速見せてもらった。まずは、筆者のiPhone 3GS並べて比較してみる。うひょー! 本体が薄いうえにディスプレイがとっても綺麗! これ、このディスプレイだけでも買い換える価値があるなー。でも筆者は今回は我慢、我慢。じっと「ホワイト」が発売になるのを待つのである・・・


 

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6月24日(木)東京は曇り
「Sony NEX-5について」
「いい写真を撮りたい」・・・ 「でも身軽でいたい」・・・  というこの二つの欲望。そのニーズを埋めようとして多くのデジタルカメラが開発・販売されている。例えば、筆者が使用している「Nikon D700」、普段はこれにバッテリーパックをつけており、基本レンズはカールツァイスの50mmレンズだ。このセットで重さは2.1キロ。それに比べて、「Olympus E-P2」は500グラム、そして「Sony NEX-5」にいたっては380グラムなのである。その重さの差はなんと5.5倍! しかも「NEX-5」は「APS-C」規格、だからそりゃ期待するなというほうが無理なのである。そこで、ここ3週間ほど「NEX-5」を毎日使ってみた。さて、「Nikon D700」とはどの程度の差があるのか? はっきり言おう、撮れる写真の満足度を比較すると、その差は5.5倍なのである。そう、世の中の現実ってそんなもんだ。すべて「それなり」ってことなのである。ある雑誌にはこんな風に書いてあった・・・ 「買っちゃ駄目とはいわないけど、一眼レフが小っちゃくなった的イメージ戦略に乗って買ったら痛い目を見るんじゃないかな。正直なところ、一眼レフの代わりにはなりませんからね。そこをきちんと理解して、シーンに合わせて一眼レフやコンパクト機と使い分けるとかならマルかな」と。

筆者もまさにこの意見に100%同感である。このカメラ、とってもいいカメラだと思う。デザイン性にも長けているし、ユーザビリティを研究しつくしたソニーらしさがそこにある。ましてや、ソニー様は筆者(弊社)の最大のお客様でもあるので、個人的にはこのカメラでの成功を祈ってやまない。でも、これを買うことによって一眼レフカメラの2キロから解放されると思ったら大間違い。また、どうせ遊びのカメラならば、アートフィルターが豊富で交換レンズも多彩なOlympus PENシリーズに今のところは軍配を上げざるおえない。とは言っても、この「プチ本気カメラ」のマーケット、今後もヒートアップすることは間違いない。楽しみだな〜。

 

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6月23日(水)東京は雨
「キハダ vs. メバチ」
週末に釣ったメバチ君が到着。早速ランチで試食会。うっ、旨い! メバチマグロなら20キロくらいのものでも十分に美味しいな〜。色は比較的淡い赤。なぜこんなに淡い色かと言うと、たぶん肉がまだ若いということと、メバチは元々キハダよりも脂が乗っているのでそれが色に表れているのだと思う。食べることを目的とするならば、キハダマグロは50キロ+がベストだ。でもメバチマグロなら20キロ+でもいい感じだぞ!



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6月22日(火)東京は曇り
「2010年第13ラウンド」
30時間ほど前にはまだサンフランシスコ国際空港のカフェでJALの営業マンのS君と二人でコーヒーを飲んでいたのに、すでにシギラベイカントリークラブの一番ホールのティーグランドに立っている自分がいる。地球って狭いなー。梅雨明けをした宮古島、なぜかフェアウエイにはキノコが沢山生えていて面白い。これ、食べられるのかな?・・・ 夏の宮古島はショッキングに美しい。そんな中、ドライバーの好調は今週も健在で、前半は43。後半に入り、前半のドロー回転が少しだけフェード回転に変わったのが気になったのだが、それでも大けがをすることなく無難に18ホールを終えることが出来た。

というわけで、スコアは「43 + 42 = 85」、2010年、13ラウンドを終えた時点での平均スコアは「91.31」・・・ 今回の85は今年のベストスコアを更新! もう一つの明るいトピックは、今回は、18ホール、ほとんどのパットがバーディーかパーを狙いながらのパットだったということ。そしてそれらを常にほんの数センチで外していたので85になってしまったという事実。ということは、もしもそれらが入り始めれば、もしかしたら、もしかしたら夢の70台にも行けそうな気がしてきた。とは言っても、ゴルフって常にこんな言い訳ばかりなんだけどね。あともう一つの朗報は、52度のウエッジで、正確に80ヤード先を狙って高〜く上げてドスンと落とす球が打てるようになってきたということ。今までは80ヤード〜60ヤードが極端に苦手だったのだが、52度がかなり安定してきた。なんとなく先が見えてきたぞ!





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6月21日(月)東京は曇り
「2010年第4回沖縄遠征」
SFO→NRTと飛び、実はその後さらにHND→MMYと飛んで週末はいつの間にか宮古島に上陸。6月の宮古島の楽しみと言ったらこれ! そう、マンゴーだ。この世のものとは思えないほどの美味しさ。これは天が宮古島に与えた宝物であることに間違いない。あまりの美味しさと、東京では信じられないほどの安さ(農協で買えば一個800円~1000円程度)に感動してごちそう様! そんな宮古島、今週末に梅雨明けをしたとは言え恐ろしいほどの湿気だ。エアコンが入っているすべての部屋の窓ガラスが水蒸気で曇っている。



さて、今回はいつもの博愛港ではなくて北の平良港からの出港。船長からは「平良港のニシガワ(西側)で待ち合わせ」と言われていたので、朝の8時に行ってみたのだが船長の姿がどこにも見当たらない。そこでしばらく探していると、はるか遠くにこちらに向かって手を振っている船長がいるではないか。

船長 「だから平良港の"#%&X"(聞きとり不可能)って言っただろ!(怒)」
筆者 「そう、だから平良港のニシガワ(西側)に行ったんだよ、こちらは東だよ!」
船長 「だからミギガワ!!」
筆者 「ああ、西側じゃなくて右側って言ったのね・・・ ところで、朝からなんでそんなに機嫌が悪いの?」
船長 「魚が全然釣れないと漁師は機嫌が悪いの! そこどけっ!(怒)」

というわけで、午前8時15分になぜか怒られながら出港。今回目指すのは宮古島の北に位置するパヤオ(人口漁礁)だ。片道1時間45分、遠いぞ。船長の話によると、この二週間ほど、宮古島では魚が全く釣れていないらしくそれが原因で漁師が休業状態になってしまっているとのこと。前日も散々で、完全ボウズ(全く釣れないこと)どころか魚群探知機に魚の影が全く映らないほどひどい状況だったらしい。ところで、船長、今回はミッキーマウスの帽子で登場だ。前回は熊のプーさんの帽子だったのだが(5月31日の東西奔放を参照)・・・

筆者 「ねえ、そのミッキーマウスも買ったの?」
船長 「買ったさ〜、うるさい!(怒)」

と、引き続きご機嫌斜めの状態。確かに魚群探知機には何も映っていない・・・ こんな魚探の状態、初めてみた。この状態が10時から午後1時まで続いた。宮古島の海から魚が消えたのである!





午後1時、あまりに何もいないので・・・

筆者 「船長、帰ろうか?」
船長 「帰らない!」
筆者 「今日はだめだよ、帰ろうー」
船長 「だから帰らない!(怒)」
筆者 「帰るか帰らないかは客である俺の判断じゃないんだ?」
船長 「違う!(怒)」

というわけで、引き続き何もいない海に釣り糸を垂れていると、午後2時ごろ、急にカツオが二本あがってきた。「あれ? 潮目が変わったかな?」と言いながら更に餌を水深160メートルに落としてみると、突然「ガツン! キーン!」という音とともに3秒ほどリールから糸がすごい勢いで出て行ったと思ったら、今度は急に釣り糸がたるんだ! 釣り糸がたるむということは、釣り針にかかった魚が海面またはこちらに向かってすごい勢いで泳いできているということだ! それを見た筆者と船長、一瞬目が合い、そして二人同時に「メバチだ!」と叫んだ。そう、これがメバチマグロの習性なのである。キハダマグロは、自分が釣り針にかかったと分かった瞬間に深場に潜って釣り針を外そうとする。ところがその逆に、メバチマグロは海面にあがってきて釣り糸をたるませて釣り針を外そうとするのである。そしてあがってきたのが20キロのメバチマグロ! これ、すごく嬉しい! なぜかというと、やはりキハダマグロよりもメバチマグロのほうが美味しいし、この20キロというのは、メバチマグロとしては筆者の今までの最高記録なのである。

キハダマグロは、「肌が黄色い」ので「キハダ」マグロだ。そしてメバチマグロは、「目がぱっちり」しているから「メバチ」マグロなのである。ちなみにメバチマグロは、英語でも「Big Eye Tuna」だから面白い。というわけで、今週は会社でメバチマグロを食べてみよう。キハダマグロとメバチマグロの食べ比べについてはまた後日、お楽しみに!(下の写真で、右下に船長の手が写っている。これでサイズが分かりやすいのでは?)



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6月20日(日)
6月19日(土)
週末は休欄。

6月18日(金)SFO→NRT・雲上青空
「JAL001 SFO→NRT」
アメリカの学校はすでに夏休みに突入しているので、JAL001便は前から後ろまで夏休みの客で完全に満席だ。機内食の前菜には「サーモンケーキのタルタル添え」、そしてメインには「若鶏のグリル・ストラスブール風・ポートワインソース添え」を選んだ。この東西奔放を長い間読んでくださっている方々はお気づきの通り、JALのファーストクラスの機内食というのは数ヶ月に一回のペースでローテンションを組んでおり、同じもの、または非常に似たメニューが一年に一回くらいのペースで周ってくる。だから、機内食のメニューを見ればそれが大体どの季節なのかが分かるようになってくる。そしてこの若鶏が出てくると季節は春から初夏なのである。去年の3月にも同じ若鶏を食べている。(2009年3月27日) ところで、本日のフライトで出発前の機内アナウンスを聞いていたら、「本日の機長は高橋、私は客室を担当致します高橋でございます・・・」とのことだったので、勝手ながら当便を「タカハシ・フライト」と命名した! これに加えてお客さんには何人の高橋さんがいるのだろうかとニヤニヤしながら考えている筆者は変な飛行機マニアだ。念のために聞いてみたら、機長の高橋さんとチーフの高橋さんは他人とのこと。当たり前か・・・ 「佐藤」、「鈴木」、「田中」、「高橋」等の名前ならこういうこともあり得るのだろうが、「本日の機長は照井、私は客室を担当致します照井でございます・・・」と言われて、筆者が客として乗っていたらビビるだろうなー。名前って面白い。以前親友の「千葉クン」に、「千葉駅を通過したらやっぱり感動する?」と聞いたら「全然」と言われてがっかりしたことがある。「照井駅」なんてものがあったら筆者は絶対に降りて写真を撮って、その写真をパソコンの壁紙にしちゃうね。

ところで、この東西奔放というコラムは筆者の趣味をメインテーマとして書いているので、最近よく「本当に仕事をしているのですか?」という質問を頂く。そこではっきりとお答えしよう、してません!・・・ というのは嘘。ちゃんとやってるって! じゃあ、どんな仕事をしているのかというと、筆者の時間の50%は「社内ポリティックス」に費やされている。「社内ポリティックス」とはすなわち「社内政治」のこと。しかしこの場合はいい意味での「社内ポリティックス」、つまり、日本語で言う「サラリーマンのホウレンソウ」にあたる部分だ。「ホウレンソウ」とは「報告・連絡・相談」のこと。そしてこのルールはアメリカ人と仕事をしていても同じことが言えて、アメリカ人を相手にしていても「俺はその件について聞いていなかった」と言われて社内に政敵を作ってしまうことが多くある。だから筆者は、何か課題が出来たらすぐにアメリカ人の同僚たちに「ちょっと相談があるんだけど・・・」と言って、メールではなくて電話をするようにしている。そしてそこでヒソヒソと耳打ちをするのだ。筆者はこれを「秘密クラブ・シンドローム」と呼んでいる。ヒソヒソ話をすることによって、相手は何かの秘密クラブに入ったような優越感を得るのだ、「まずは君だけに相談するからね・・・」という甘い囁きと共に。昨日の当コラムにも書いたが、アメリカ人はヒーローが大好きだ。ということは、アメリカ人という国民は基本的には人助けが大好きで、もっとはっきり言うととにかくお節介なのである。だから「まずは君だけに相談するからね」と言われると、「おおっ、そうか! それじゃ助けてあげないとね」と勇ましく出陣してくれるのである。というわけで、アメリカ人を相手にこちらでヒソヒソ、あちらでヒソヒソ。これが筆者の仕事だ。こんなことを15年も続けていたら、そりゃ、マグロでも釣らんとやってられないってわけよ。

11時間後、梅雨に入ったばかりの大雨の成田に到着。むしあつ〜っ!



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6月17日(木)サンノゼは晴れ
「散財レポート(ヘッドセット編)」
2週間前、ちょっとした隙に、筆者が自分の飛行機の中で使っていた航空通信用のヘッドセットが盗まれた。しかも空港じゃないところで!! たぶん盗んだ奴は、これが普通の音楽用のヘッドホンだと思って盗んだに違いない。だから結果的には、盗まれた方も盗んだ方もがっかりという最悪の結末なのである。だってこれは音楽には使えないのだ。不幸中の幸いは、一個しか盗まれなかったということ・・・ 筆者はこのヘッドセットを四個持っているのだが(四人乗りの飛行機なので)、はっきり言おう、このヘッドセットは高い! だから万が一全部盗まれていたら、テルイコウキ、破産宣告の危機だったのである。一個だけ盗んでくれてありがとう・・・ ← 待て待て、ちょっと違うだろ!? というわけで、「BOSE Aviation Headset X」を一個買い直す羽目に。今現在、皆さんが当たり前のように使っている「ノイズ・キャンセリング・ヘッドホン」、実は元々は飛行機乗りのために開発された技術なのである。1950年代、パイロット、主に戦闘機のパイロットたちの耳の負担を軽くするために開発されたと聞いている。そしてこの「BOSE Aviation Headset X」は、現在最も評価が高い航空用ヘッドセットなのである。

ところで、筆者にとっては夢のような出来事が、アメリカの国内線で今週起きた! 6月14日、アメリカン航空1612便(ボーイング767)、サンフランシスコ発シカゴ行き・・・この機内で副操縦士が突然病気になり、「お客様の中で飛行機の操縦免許をお持ちの方はいらっしゃいませんか!?」となる一歩手前で、20年前に小型飛行機の操縦免許を取得していたという女性フライトアテンダントが副操縦士としてコックピットに座り、そして飛行機を無事にシカゴ空港に着陸させたのである! まあ、こう書くととっても大袈裟に聞こえるのだが、今の旅客機は一人のパイロットでも十分に且つ安全に離着陸出来るので、「フライトアテンダントが副操縦士に!」というのは少々オーバーなのだが、しかしそれにしてもアメリカ人ってこういうヒーロー物のストーリが本当に好きだなー。このフライトアテンダント、アッと言う間に全米のマスコミで取り上げられ、今ではロッキー、インディアナ・ジョーンズ、またはターミネーター並みの扱いだぞ。でも、ちょっといいいなー。っていうか、頼むから次回は俺を呼んでくれ! で、俺の出番の時は、機長と副操縦士、両方ダウンというシナリオでお願い!

というわけで、そんなくだらないことを夢見ながら、今からJAL001便でお江戸へ! でもJALじゃ、こんなこと起きないよな〜・・・ 



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6月16日(水)サンノゼは晴れ
「間一髪! 死ぬぞ!!」
午後になると我慢できないほど暑くなるので、午前中に空港へ。快晴、「ド」快晴。なんていい天気なんだ。あまりにもいい天気なのでアテもなく離陸。そして機首をHollister空港に向けた。Hollister空港はサンノゼから南東へ約70キロ、筆者の飛行機なら15分ほどの場所にある。そしてここは、趣味でハングライダーやパラシュートをやる愛好家たちの練習場としても知られている。そのような人たちが練習をしている間は、その空域は「HOT(熱い)」と呼ばれて進入禁止となる。

Hollister空港上空に到着した時、無線から別のパイロットの声が入ってきた。「We a... (ガガガー)...parachu...(ジジジー)...HO(ガガガー)...」・・・ 一瞬、「We are parachuting in the area. The airspace is HOT.(当空域でパラシュート中。当空域はHOTである)」と言ったのかなと思い、ちょっと焦って「This is Cirrus 5226R, Hollister Airport Traffic, please repeat.(こちらはシーラス 5226R、ホリスター空域の飛行機、リピートお願いします)」と何度か呼びかけたのだが応答はなく、その後も「ブチッ・ブチッ」と無線が切れる音だけが入ってくる。「うーん、危ないかな、誰かいるのかなー」と思った時、筆者の左目の視界に一瞬何かが映った! そしてその瞬間、筆者の左翼の約100メートル先を三人の男性が物凄い勢いでパラシュートで落ちていくではないか!! しかも、そのうちの二人のパラシュートは無事に開いていたのだが、三人目のパラシュートは開いておらず、彼はすでにスピン状態に入っておりクルクルと廻りながら猛スピードで落ちていくのである!!! 「ウワッ!」と珍しく独り言で大声を上げて、すぐに振り返ってその三人を目で追った。すると、数秒後に三人目のパラシュートもなんとか開いてギリギリセーフ! あっぶねー!!

「100メートル」と聞いて「大丈夫じゃん」と思われるかもしれないが、こちらは時速300キロで動いている。だから100メートルは1秒だ。それは、その三人目の男性のパニックした顔がはっきりと見えるほど近かったのである。空中で衝突すれば彼は勿論のこと、こちらも確実に墜落して死ぬ。間一髪! 今回の教訓、「熱けりゃ逃げろ」だ!



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6月15日(火)サンノゼは快晴
「2010年第12ラウンド」
ここ数日間のサンノゼ、猛暑、最高気温34度、湿度30%、ということは「カラカラ」・・・ 風で舞う干し草が「カラカラッ」と音を立てながらアスファルトの上を吹かれていく。昔、西部劇の映画で、死刑囚を真夏のアリゾナの地面に張り付けるというシーンを見たことがある。でもあんなこと、アリゾナまで行く必要はないぞ。今ならCoyote Creek Golf Club(CCGC)でも十分に死刑執行可能だ! というわけで、またホームコースであるCCGCへ。まず、先週のミスから学んだこと・・・ 先週はバンカーからボールをなかなか出せずに苦しんだ。その理由を考えてみたところ、今はあまりにも暑いのでバンカーの砂が乾燥しているように見える。そこで軽く砂を取る程度の強さで打とうとすると、実は前夜にスプリンクラーで水を捲いているために、その乾いた砂の下にはまだかなり湿った砂があるのだ。そこをザクッと・・・ これが先週からの教訓だ。

その教訓のお陰か? 今週はかなり手堅いゴルフを展開。17ホールを終えた時点で、14ボギー、3パー。そう、筆者の目標である「ノー・ダボ・ゴルフ」まであと1ホールなのである! 最終ホール、412ヤード・パー4。完璧なドライバーショット、フェアウエイど真ん中、飛距離277ヤード! GPSには残り「135」の文字が。ここで迷った。52度のウェッジか44度のウエッジか・・・ そして手にしたのは52度。結果は、ザクッ・ポチャ・・・ あが〜っ! 最後の18番ホールで痛恨のダブルボギー!!!

というわけで、スコアは「43 + 45 = 88」、2010年、12ラウンドを終えた時点での平均スコアは「91.83」・・・ でも、最近本当にゴルフが安定してきた。同伴してくださる方々からも「球質が変わりましたよねー、ドライバーが安定している」とのお褒めの言葉を頂くことも多くなってきた。よし、今年は絶対に平均スコアを80台にするぞ!



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6月14日(月)サンノゼは快晴・猛暑
「飛行機の燃費について」
定期メンテナンスから戻ってきた、シーラス君が! 週末のサンノゼ、猛暑。最高気温34度・・・ そこで、少し涼しくなった夕方にシーラス君を連れて大空へ! セスナ君には大変申し訳ない話だが、セスナとシーラス、全く別の乗り物だ。格が違う! さて、涼しいところを目指そうと思って太平洋上空へ。そのまま海上でターンをして、Watsonville空港の「LOC RWY 2」アプローチをやった後、しばらく涼しい海の上を飛んで帰港。帰ってきた時は、ちょうど太陽が西に傾きかけていたのでシーラス君の影がまるで虫みたいだぞ!

ところで、小型飛行機にも「燃費」という概念がある。一番燃料を使うのは離陸の時。一番パワーが必要なのに加えて、気圧と空気抵抗の関係で飛行機が「よいしょっ」と言っているのが聞こえてくる。筆者が飛ばしている「シーラス SR22」という飛行機の場合、離陸の時は大体「一時間に20ガロン」程度の勢いで燃料をエンジンに送り込むように設定されている。すなわち、その設定のままで飛び続けると「一時間に76リットル」も燃料を必要とするのである。シーラス君の燃料タンクは348リットル入りなので、このペースで燃料を使い続けると4時間半しか連続で飛べないという計算になる。そこで、一旦水平飛行入るとエンジンに送り込む燃料の量を絞る。水平飛行では離陸の時ほどのパワーを必要としないのに加えて、一般的な言葉で言うと「空気が薄い」ところを飛んでいるのでそれだけ抵抗が低いのである。しかし、やみくもに燃料の供給量を減らすわけにはいかない。そこで、シーラス君には「Lean Assist」という機能が付いている。「Lean」とは、まさに「脂肪の少ない、太っていない」という意味。すなわち、「Lean Assist」とは「ダイエット支援」なのである! この機能を使って燃料の供給量を絞っていくと、あるところで「Best Economy」という表示に変わる。(二枚目の写真) これは、その時の高度や気圧、そしてパワー設定をすべて計算してシーラス君自らが適性値を割り出してくれているのだ。そしてこの機能を使うと、大体「一時間に12ガロン」程度まで絞ることが出来る。賢いぞ、シーラス君!





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6月13日(日)
6月12日(土)
週末は休欄。

6月11日(金)サンノゼは快晴
「同じ日本人とは思えない」
最近、気分が滅入るニュースを二つ読んだ。

「亀にカメデス」
甲府市丸の内1丁目の舞鶴城公園の堀で、甲羅に白いペンキのようなもので「カメデス」と書かれたカメ1匹(体長約30センチ)が見つかった。公園を管理する山梨県都市計画課の担当者は「いたずらですむことではない。なるべく早く捕まえて、文字を消してあげたい。こういうことはやめてほしい」と訴えている。同公園は、甲府駅に近い観光スポット。県によると、2週間ほど前から目撃情報があったという。約7千平方メートルの堀に生息するカメやコイは、野鳥と同じ扱いで所有者はいない。担当者は「山梨の玄関口の観光客が多い場所で、残念だ」と話している。

「御巣鷹山で荒らし」
日航ジャンボ機が墜落した群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」で今月3日、遺族らがメッセージを記した短冊と千羽鶴が切り刻まれているのが見つかるなど、「昇魂之碑」の周辺を荒らす行為が頻発していることがわかった。8月で事故から四半世紀を迎えるのを前に、遺族は心ない仕打ちに胸を痛めている。碑は、山中の日航機が墜落した地点に立ち、周囲には犠牲者の墓標が並ぶ。月命日の12日などには遺族らが多く訪れ、慰霊の言葉をつづった短冊を「鎮魂の鈴」とともに棒に結わえつける。今月3日朝、墓標に供えられた千羽鶴は風雨を避けるビニール袋が破られたうえ、ひもが何か所も切られて地面に散乱していた。短冊は、33枚が切り落とされていた。ふもとから週3回ほど通う管理人の黒沢完一さん(67)によると、心ないいたずらは2007年末頃から目に付くようになった。特に今年はスナック菓子をばらまいたり、中腹の駐車場で傘を燃やしたりするなど十数件が確認された。5月には、遺族の神経を逆なでするような言葉を書き付けた短冊3枚も見つかった。事故で肉親を亡くした女性は「人間としてやって良いことと悪いことが分からない、かわいそうな人だとさえ思う。25年がたち、これから頑張っていこうと思っているところに、新たな悲しみが増えてしまう」と憤りをあらわにする。

これらのニュースを読むと同時に、筆者は現在山崎豊子著の「運命の人」を読んでおり、今は最終巻(4巻目)に突入している。最終巻は昭和20年の沖縄戦の非情さと惨さが詳細に模写されており、その頃の沖縄の人々の苦悩、悲しみ、生に執着する罪悪感、そして「日本人」としての誇り、それらの想いが山崎豊子さんによって深く考えさせられる作品に仕上がっている。あの戦争からたったの65年・・・ 同じ日本人なのに、どこでどう間違えると人間は亀に「カメデス」といたずら書きをし、墜落現場の慰霊碑を荒らすほど堕ちてしまうのか。なんとも後味が悪いニュースが続いた。



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6月10日(木)サンノゼは快晴
「飛ばせんの!?」
昨日の当コラムでも夕焼けの写真を載せた通り、サンノゼは今、一年で一番夕焼けが綺麗なシーズンを迎えている。そこで、飛行機から夕焼けを見ようと思ったのだが、筆者の愛機「シーラス君」はまた定期メンテで入院中だ。そこで、今日はセスナをレンタルして飛ぼうと企てた! 夕方、実家に行って夕食。そして母にセスナをレンタルすることを伝えると・・・ 「あなた、あの飛行機、まだ飛ばせるの?」との質問。「うん、大丈夫。たぶん・・・」と自信がない筆者。「たぶん」程度。そして7時に空港へ。いつものようにパイロットクラブに顔を出してみると、数人の仲間がソファに座ってお喋り中。

「あれ? コウキ、今日はシーラス、メンテだよ」
「うん、わかってるよ。だからセスナをレンタルするよ」
「えええええっ! Can you still fly that thing?(まだあれを飛ばせんの!?) ゲラゲラ!(笑い声)」
「ちぇっ、飛ばせるかどうか、あと30分で判明するよ!」

とタンカを切って機体へ。ふーむ、久しぶりだ、セスナ・・・ 

このコラムでは何度か説明しているが、「セスナ」というのはメーカーの名前だ。「セスナ」があまりにも有名になってしまったせいで「小型飛行機=セスナ」だと思っている方が多いのだが、「セスナ社」以外にも筆者の飛行機のメーカーである「シーラス社」、J.F.ケネディー・Jr.が飛ばしていて事故になってしまった飛行機のメーカーである「パイパー社」、その他にも「ビーチクラフト社」、最近倒産してしまった「ムーニー社」など、たくさんの小型飛行機メーカーが存在する。その中で、なぜセスナだけがこんなにも有名になったかというと、セスナは誰もが一度は飛ばす入門機なのである。車で言えばトヨタ・カローラーみたいなもの。そしてほとんどすべてのパイロットがカローラからポルシェやフェラーリーへと巣立っていくのである。

実は、筆者がセスナを飛ばすのは過去一年半で二回目。まずはとりあえずドアを開けた。あれ、燃料の量ってどうやって確認するんだっけな? 無線の周波数の合わせ方は? 離陸時のフラップって何度だっけ? 等など。意外と忘れてる! しかし5分くらいしてチェックリストをやっていくうちにかなり記憶が戻ってきてなんとかエンジンをスタート! そして滑走路の横まで進んだ。もうここまでこれば手順を思い出し始めていたので大丈夫。あとは勢いで飛び立つだけだ。そして7時43分、「Runway 31 Right, Cleared for takeoff!」という管制官の指示のもと離陸!  そして時刻は8時半過ぎとなり、西にゆっくりと太陽が落ちていく。白い雲が真っ赤に輝いて、これこそ100万ドルの夕焼けだ。これを空から見れる特権、ありがとう、セスナ君!

さて、着陸・・・ シーラスの場合はフラップ20度、進入速度80ノットで着陸するのだが、セスナの場合はフラップ30度、進入速度60ノットだ。だからやたらとゆっくりに感じる。そして最後に機首を持ち上げる(フレア)感覚、セスナはかなり旅客機の感覚に近く、機首をぐっと持ち上げるのだが、シーラスの場合はほとんど「ドタン」とフラットに着陸するのが特徴だ。だから慎重に慎重に機首を持ち上げてゆっくりとタッチダウン! ふぅ、なんだ、まだ飛ばせるじゃん! 



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6月9日(水)サンノゼは快晴
「元気の素」
過去3ヶ月ほど、やたらと体調がいい。

1. 毎朝走っている。
2. 毎日エクササイズ用の自転車に乗っている。
3. 週に二回加圧ジムに通っている
4. 週に二回空手道場に通っている
5. 順調にマグロが釣れている・・・

と、いろいろと原因を考えるのだが、別にどれも最近始めたわけではなく、ここにきて急に体調が良くなる理由が思い当たらない。一つの理由を除いては・・・ それはサプリメント。ちょうど三ヶ月前、知人の紹介でサプリメントを飲み始めたのだ。それは東京ミッドタウンに入っている「アドバンスト・メディカル・ケア」が提供しているサプリメントサービスで、サプリメントのメニューから自分が気になるものを選びそれを注文すると、ちゃんとサプリメントを一日二回分、小さな袋に包装して、そしてその小さな袋を30個、一カ月分送ってくれるのである。あとは朝と晩、その袋を開けて飲むだけ。忘れることもなくとっても便利だ。筆者は元々目覚めがいいタイプなのだが、最近はアラームが鳴り始める10分前ジャストにまるでカメラのシャッターが開くように目が「カシャッ」と開き、2秒後にベッドからむくっと起き上がり、そして30秒後にはまるで昼間のように活動している。その他にも、全く疲れ知らずで、食欲もあり、とにかく元気なのである。 

実は、筆者もどちらかというと元々はサプリメントみたいなものをあまり信じるタイプではない。しかし、自分の身体で実験してみて、ここまで体調が良くなると話は別だ。最近「ちょっと疲れやすいなー」とか、「体調がすぐれないなー」と思っている方、お試しあれ。



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6月8日(火)サンノゼは快晴
「僕のフェチ」
白状しよう、筆者がフェチを持っているとすれば、それは「デンタル・フェチ」なのだ。そう、歯に関することが大好きなのである。自分の歯並びが矯正済みであることは勿論のこと、歯磨きは電動歯ブラシで一日に4回。歯のフロスは毎晩。歯のクリーニング、歯垢・歯石取り、チェックアップは六ヶ月に1回。歯のレントゲン撮影と定期検診は一年に1回・・・ と、とにかく歯のケアが大好きなのである。歯はとっても大切なのだ。加齢は歯から始まると信じている。つい数ヶ月前に、歯を矯正中の候補者が弊社に職を求めてきた。その彼の歯の矯正を見た瞬間に「採用!!!」の決断! だって「歯の矯正をしている30代男性に悪い奴なんているわけがないだろ!」と副社長を説得。で、そいつは歯の矯正以外にもとってもいい奴だったので大成功という後日談付きだ。

さて、そんな筆者が前回歯医者を訪問した際に、サンプルとしてもらってきたのがSUNSTAR社の「GO-BETWEENS CLEANERS」という製品だ。「GO BETWEEN」という英語を日本語に訳すと、「するりと間を」とでも訳しておくか。アメリカの歯医者に行くと、治療が終わるとこのような製品のサンプルを山ほど袋に詰めて手渡される。さて、この製品、台所でコップを洗うブラシのような設計で、爪楊枝にブラシがついたようなものだ。ブラシの毛自体は非常に柔らかく、そのお陰でどんなに狭い歯と歯の隙間にも入って行くことが出来る。これを、歯磨きが終わったあとに実際に使ってみると・・・ 恐ろしいほど歯の間が綺麗になるのである! というか、「もしかしたら俺は歯を磨かなかったのでは?」と思わせるほど「汚れ」がついて戻ってくるのだ。いくら電動歯ブラシで磨いても、それがいかに不完全かをこのブラシは教えてくれる。歯と歯の間って汚いんだなーと再認識。極めつけは、朝起きて、歯を磨く前にこれを使ってみるといい。朝から洗面所で気絶すること間違いなし! 恐るべし、「GO BETWEENS」・・・



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6月7日(月)サンノゼは快晴
「2010年第11ラウンド」
週末のサンノゼ、快晴! 湿度40%、最高気温30度。そんな気候の中、ホームコースであるCoyote Creek Golf Club(CCGC)へ。以前にも書いたことがあるが、サンノゼ近辺は「地中海性気候」という気候区分に属しているので、夏は「カラカラ」に近いほど乾燥している。そのため、夏になると周りの山や丘が乾燥して完全に茶色になってしまう。だからCCGCから見える山が茶色になったらサンノゼも夏本番だ! でも、筆者は非同期症候群に悩まされながらのプレイ。 ← 普通に「時差ぼけ」って言えっ! (「非同期症候群」とは「時差ぼけ」の正式名称) 1番ホールでいきなりダブル・パー! そりゃないって。2番ホールでダボ。ガビ〜ン! 先週までの絶好調はどこへ? しかし、3番ホールから次第に調子を取り戻し、前半はそのまま踏ん張って46。後半に入り風が強くなり、10番と11番は完全に逆風。その難しい逆風の中をなんとかボギー・ボギーと抜け切り、簡単な12番でパー。13番はボギー。そして追い風になったパー5の15番でらくらくツーオン、パー。難しい横風の池越え16番でパー! 今はドライバーの調子がいいのに加えて、ロングアイアンが非常に良く当たっている。

というわけで、スコアは「46 + 44 = 90」、2010年、11ラウンドを終えた時点での平均スコアは「92.18」・・・

ところで、先日購入した「Sony NEX-5」の画像、うーん、これってソニーが意としている画像なのだろうか? 「淡い」というか「緩い」というか・・・ もうちょっと撮り続けてみるか〜。  



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6月6日(日)
6月5日(土)
週末は休欄。

6月4日(金)サンノゼは晴れ
「JAL002 NRT→SFO」
JAL002便はほぼ定刻に成田空港を離陸して一路北米大陸へ。今日はかなり強いジェットストリームを背にしているようで、巨大なボーイング777-300が「ギシギシ」と悲鳴を上げながら前のめりの状態で対地速度時速713マイルで突っ走る。時速713マイルとは時速1150キロだぞ、はっ、速い! 002便でこのくらいの速度が出始めると「夏だな〜」と季節を感じるのは筆者だけか。そして北米大陸まであと3時間というところで太陽が昇ってくる。太陽は機体の左側から昇ってくるので、右側に座っているとまずはエンジンの下半分がオレンジ色に染まり始める。それが北米大陸の「Good morning〜!」という挨拶だ。それと同時に、揚力で反り上がった翼が暗闇の中にうっすらと見え始める。もしも誰かに「世界で一番美しい曲線は?」と聞かれて、「女性の身体」なんて答える男はまだまだ未熟だ。「世界で一番美しい曲線」は「揚力で反り上がった翼」に決まっているじゃないか。しかし自分で言うのもなんだが、この曲線に色気を感じる自分はスーパー・ウルトラ・飛行機オタクだ。

8時間後、無事にサンフランシスコ国際空港に到着。到着時の気温26度、快晴! すぐに実家に車を飛ばしてマグロを配達! S水産大臣、業務連絡。マグロ、完璧な状態で配達完了!(敬礼) 宮古島の海の恵みがサンノゼにやってきた。

PS 
My 魚釣り」のページをアップデートした。
My カメラ」のページをアップデートした。

 


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6月3日(木)東京は晴れ
「散財レポート(Sony NEX-5編)」
一週間ぶりにお江戸に戻り、なんとか社会復帰への第一歩を踏み出した。そこへ、本日発売の「Sony NEX-5」が到着! ソニー初のミラーレス・デジタルカメラである。「ミラーレス」と言えば、すでに筆者が所有している「Olympus PENシリーズ」が有名だが、あのカメラの規格は「マイクロフォーサーズ」、しかしこの「Sony NEX-5」の規格は、なんと、「APS-C」なのである! そして静止画の画素数は1420万画素、しかも動画は「AVC-HD」で1920 x 1080! ソニーさん、頑張った! さて、これからしばらくは東西奔放の写真をこのカメラで撮ってみよう。



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6月2日(水)宮古島は晴れ
「海のヤクザに遭遇」
8時35分に出港、9時31分にパヤオ(人口漁礁)に到着。今回のターゲットは完全に本マグロ。そこで早速エサとなるカツオを釣ろうとしたのだが全く釣れない。「あれえ、なんでカツオが釣れないかね〜」とぼやく船長。そうしてカツオを狙うこと1時間。しかしアタリさえも全くない時間が過ぎてゆく。その時、「あが〜! 海のヤクザがいるさ〜!」と叫ぶ船長。「はあ? ヤクザ?」と聞き返すと、「そう、イルカさ〜!」と海面を指す船長。すると、そこには10頭ほどのイルカの群れがいるではないか。イルカ好きの人には大変申し訳ない話だが、我々釣り人にとってイルカというのは招かざる客なのである。イルカが来るとすべての魚が逃げてしまう。例えば、ここに80センチのイルカがいるとしよう。そしてその隣には150センチのマグロがいるとする。これは、誰がどう見てもマグロのほうが強そうに見える。しかし、海の中で本当にこのようなことが起きると、逃げて行くのは間違いなく150センチのマグロなのである。なぜかというと、今となっては150センチのマグロのほうが大きくて強そうに見えるのだが、そのマグロは小さい時にイルカに追いかけまわされた経験があるのだ。だからその幼少時代のトラウマで、マグロはどんなに大きくなってもイルカから逃げて行く。このイルカの群れ、よほど遊んで欲しいと見えて、我々の船のすぐそばまで泳いできては嬉しそうに海面から顔を出して「ケラケラ」と笑う。それに向かって「あが〜!」と叫ぶ船長。この風景、どんな漫才よりも面白い・・・(一枚目の写真がイルカ)

いくら頑張ってもカツオが釣れないので、昨年筆者が船長のためにアメリカから買ってきた擬似餌を使ってトローリングをすることになった。そしてそこから3時間、ひたすら船を走らせ続けたのだが本マグロの姿は全く見えない。本マグロ君、本日も不在也・・・ トローリングの風景はこちら。 ← (YouTubeへ) トローリングで船を走らせている間、筆者が何をしているかというと、下の写真のようにアイスボックスの上に寝っ転がって釣り竿の先を監視しているのである。(っていうか、昼寝してる!?)

午後2時になり、3つのパヤオがある海域をすべて周ったのだが本マグロの気配はゼロ。うーん、今年の本マグロへの挑戦は空振りに終わるのか。「そろそろキハダに切り替えないとお土産が釣れないよ」と船長。そう、筆者は今週の金曜日にアメリカに帰るので、その時に冷凍ではなくて生のマグロを持って帰りたいのである。でもそうするならそろそろキハダマグロを釣り始めないと間に合わない。そこで午後2時に本マグロを諦めてターゲットをキハダマグロに変更。午後3時、まずは18キロのキハダマグロが釣れて、その後27キロ、そして33キロと続いた。ここで筆者と船長の間でちょっとした言い争いになった。原因は何かと言うと、マグロの大きさに関してだ。二匹目の27キロが釣れた時に、船長が「はい、27キロ!」と宣言したので、「船長、これ、27もないよ。24くらいじゃない?」というと、「あるさ〜、絶対に27!」と言い張る船長・・・ その次の33キロが釣れた時も、「これ、28キロくらいだよ」と筆者が言うと、「違う、33!」と怒鳴る船長。「ないって、そんなにおおきくないって!」と筆者。「あのね、センセー(筆者のこと)、俺がこれを何年やってると思う? そんなに疑うなら港で量ればいいさ〜」と自信満々の船長。そして港に帰ってから量ってみると・・・ 船長が33キロと宣言したマグロは「33.2kg」、船長が27キロと宣言したマグロは「27.1kg」・・・ 船長、あんたは偉い! さすが宮古島の大統領だ!

というわけで、5月15日から始まった今年の本マグロへの挑戦、結局一回強いアタリがあったのみで終了。その代わりに、この2週間で総合計512キロのキハダマグロを釣りあげた。本マグロよ、また来年、首を洗って待っておけ!

 




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6月1日(火)宮古島は雨のち晴れ
「2010年第9・第10ラウンド」
この一週間、毎日マグロ釣りに出ているわけではなく、波が高かったり、船長に他のお客さんの予約が入っていたりと、海に出れない日も数日間あった。そんな時はゴルフへ! いつものシギラベイカントリークラブである。

「2010年第9ラウンド」・・・ 前半は曇り空の中、ダボが続いてしまい47でランチへ。そしてランチを食べている間に外は豪雨! まさに南国のスコールで、あそこまで激しく降ってくれるとこちらももう笑うしかないというような南国の雨。「ずぶ濡れ」という言葉はこういう時のためにあるのだろうなーと思わせるほど。というわけで、スコアは「47 + 45 = 92」、2010年、9ラウンドを終わった時点での平均スコアは「93.11」・・・ でもあの豪雨の中で良く頑張った!

「2010年第10ラウンド」・・・ 朝起きてみるとまた豪雨。それを見たS君が「今日は無理かもしれませんねー」と言うので、「晴れ男の俺を信じろ!」と説教する。すると、宮古島の女神がほほ笑んだ! スタート時には青空となり、これこそ「ザ・ミヤコジマ・サマー」である。そんな中、前半は絶好調で41でランチへ。しかし、後半に入るとダボが続いてしまい少しヤケクソになりかけていたのだが、16番でバーディーを取ることが出来、その後はパー・パーと続いて18ホールを終えることが出来た。というわけで、スコアは「41 + 45 = 86」、2010年、10ラウンドを終わった時点での平均スコアは「92.40」・・・ 86は今のところ今年のベストスコアだ!





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